「必ずかかる費用」と「お店によって差が出る費用」を分けて考えると、車検の比較はぐっと簡単になります。
車検の見積書を見て「この金額が高いのか安いのか、正直よくわからない」と感じたことはありませんか。車検費用は大きく「法定費用」と「整備費用」の2つに分かれていて、この2つはまったく性格が違うお金です。ここを分けて見られるようになると、複数のお店の見積書を並べたときに、どこを比べればよいのかがはっきりします。この記事では、内訳の中身と見積書の読み方を順に説明します。
車検(自動車検査登録制度)は、その車が保安基準に適合しているかを確認する制度です。あくまで「検査の時点で基準を満たしているか」を確認するものであって、次の車検までの2年間、故障しないことを保証するものではありません。ここは誤解されやすいところです。だからこそ、検査に通すための作業と、これから2年間安心して乗るための整備は、分けて考える必要があります。
車検証に記載された有効期間の満了日が期限です。満了日の1か月前(車種や条件により異なる場合があります)から受けられ、早めに受けても満了日は繰り上がらない仕組みになっています。冬場は積雪で予定が狂いやすいため、新潟では余裕をもって早めに予約される方が多い印象です。
車検費用=法定費用(どこで受けても同額)+整備費用(お店・車の状態で変わる)。この足し算を頭に入れておくと、見積書の構造が一気にわかりやすくなります。
見積書のいちばん上か下に「法定費用」「諸費用」といった欄があり、別に「整備費用」「技術料」「部品代」といった欄があるはずです。この2つの違いは次のとおりです。
「車検が安いお店」の広告で示されている金額の多くは、法定費用を含まない整備側の基本料金だけを指していることがあります。総額で比べないと意味がない、というのはこのためです。
法定費用は、大きく次の3つで構成されています。
車両重量に応じて課される税金です。軽自動車は定額、普通車は重量の区分ごとに金額が変わります。さらに、新車登録からの経過年数が長い車は税額が上がる仕組みがあり、逆に環境性能の高い車は軽減される制度もあります。つまり、同じ車でも年式が進むと重量税は上がることがあるという点は、維持費を考えるうえで知っておくと役立ちます。
すべての自動車に加入が義務づけられている強制保険です。車検の有効期間をカバーする期間分をまとめて支払います。保険料は国が定める基準に沿って決まるため、こちらもお店による差はありません。なお自賠責保険は対人賠償に限られ、補償額にも上限があります。相手の車や物への賠償、ご自身の車の修理には使えないため、任意保険とセットで考える必要があります。
検査を受けるための手数料です。普通車か軽自動車か、指定工場(民間車検場)での検査か運輸支局への持ち込み検査かなどによって金額が変わりますが、いずれも数千円以内の範囲におさまるのが一般的です。
車種・重量・年式・経過年数によって変わりますが、軽自動車で一般的に2〜4万円程度、普通車では3〜7万円程度になることが多いとされています。エコカー減税の対象か、初度登録から13年・18年を超えているかなどで差が出ますので、正確な金額は車検証をお持ちいただければお調べできます。
整備費用側は、さらにいくつかの項目に分かれます。
法定24か月点検と、検査に通すための確認作業にかかる技術料です。お店の看板料金として掲示されているのは、多くの場合この部分です。一般的には1万円台から4万円程度まで幅があり、車種や点検内容によって変わります。
書類の作成や運輸支局での手続きを代行する費用です。指定工場(民間車検場)の認定を受けている工場では、この部分の扱いが異なる場合があります。
ここが金額の差になりやすい部分です。よく交換対象になるのは次のような部品です。
これらは「今すぐ交換しないと検査に通らないもの」と「今回は通るが、次の車検までもたない可能性が高いもの」に分かれます。良心的なお店は、この2つを分けて説明してくれるはずです。
「これは検査に通すために必要ですか、それとも予防のための交換ですか」と一言たずねてみてください。優先順位がはっきりして、予算の判断がしやすくなります。判断に迷う項目は、遠慮なく理由を聞いて大丈夫です。
複数のお店から見積りを取る場合、次の点をそろえて比べると差がはっきりします。
安さだけを追うと、必要な整備が後回しになり、結果的に故障で高くつくことがあります。逆に、すべてを新品に交換すれば安心かというと、そうとも限りません。その車をあと何年乗るつもりかを伝えたうえで、優先順位を一緒に決めていくのが現実的なやり方です。
雪国で使われている車には、温暖な地域の車とは違う傷み方があります。車検のタイミングは、そこを点検してもらう良い機会でもあります。
冬の間、道路に散布される融雪剤の塩分は、マフラー、ブレーキ配管、サスペンション周り、フレームなどに錆を進行させます。錆が進むと、ブレーキ配管の腐食など保安基準に関わる部分にまで影響することがあります。車検時に下回りをリフトアップして確認してもらい、必要なら防錆施工を検討されるとよいでしょう。
大雪の日は入庫も納車も予定どおりに進まないことがあります。有効期間の満了日が12月から2月にかかる方は、受けられる期間に入ったら早めに予約されることをおすすめします。
UNITED COMPANY GROUP(㈲いばら)は自社認証工場を備え、車検・法定点検から整備までを自社で対応しています。見積りの段階で「検査に必要な整備」と「今後のための予防整備」を分けてご説明し、ご予算とお乗りになる期間に合わせて優先順位をご提案します。鈑金・塗装ブースも併設していますので、冬の間についたキズや下回りの錆もあわせてご相談いただけます。お見積りだけのご相談も歓迎です。お電話 0256-86-2944、またはLINEからどうぞ。
お探し依頼は無料。ご成約まで費用はいただきません。新潟県外・全国からのご相談も承っています。
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